紫外線を吸収し、まぶしさを和らげる
太陽の光をたくさん浴びることができる日当たりのよい部屋は、とても気持ちがよいものです。しかし、必要以上の光は、まぶしいだけで、目を疲れさせる原因にもなりかねません。それは、太陽光線の中に、有害な紫外線が含まれているため。紫外線とは、波長が可視光線である紫色の波長(400〜440ナノ・メートル)よりも小さな波長で、380ナノ・メートル以下の光のことです。
アルミニウム・コンクリート、木材の光の波長ごとの反射率を比較すると、紫外線の反射が最も少ないのが木材です(右図参照)。木材は有害な紫外線を吸収するため、木材を使われている部屋は目にやさしい光であふれているということになるでしょう。
さらに、木材には、金属やプラスチックとは異なる独特の光沢があり、木材特有のテクスチャーをつくりだしています。木材の表面は肉眼では見えない小さな凸凹があり、それによって光が拡散されるため、木材から反射される光は、程よい光沢となって目に映るのです。実はこの光沢こそが、本物の木と偽物の木との最大の違いで、人間の目はそれを無意識に感じ取ってしまうといわれています。 |
 資料:「木を生かす」(財)日本木材備蓄機構,1989 |