では、冷えなければ、どんな材料でもやすらぎを感じるのかというとそうとはいえません。温度を変えたナラ、スギ、ヒノキなどの木材とアクリル、ガラス、アルミニウムなどの人工素材を手の平で60秒間触ったときの“快適感”と“自然感”を測定する感応実験の結果が報告されています。“快適感”の調査では、暖めた材料が快適と感じられた中で、木材以外と冷えた材料は不快に感じるという結果が得られました。また材料の“自然感”では、木材は自然な、木材以外は人工的な印象を与えることがわかりました。さらにガラスやアルミニウムは暖めても人工的な印象のまま、木材は冷やしても自然観が消えないという結果が報告されています。
これらの実験の結果は、木が生物にとってやさしく、最適な素材であることの証明といえるでしょう。 |
 各材料の印象 資料『ヤドカリ君のやさしい住まいさがし』/静岡県木材協同組合連合会発行より 抜粋 |