空間にメリハリをもたらすアクセントカラー ベンガラ塗装
インテリアのベースカラーとして取り入られることの多い無垢材ですが、
使い方次第では、無垢材を使ってインテリアにアクセントを添えることができます。
マルホンでは、昔ながらのベンガラを活用した新たな塗装をラインナップ。
無垢材に鮮やかな塗装が可能になりました。
ベンガラ塗装とは
▲ベンガラ
ベンガラとは、弁柄・紅殻などとも書き表される、酸化鉄(化学式:Fe2O3)を主成分とした赤色の無機原料です。名称の由来はインドのベンガル地方から輸入されたためとされています。赤色顔料としては朱とともに古くから世界中で用いられ、北京原人が発見された中国の周口店山頂洞や、ヨーロッパの後期旧石器時代の墓、そして日本では縄文早期の東釧路貝塚で発見されています。また、陶器や漆器の塗装や法隆寺や薬師寺などに代表される古代大型木造建築の外観塗装や「ベンガラ格子の町並み」と言われるような民家の外観塗装にも古くから使用されてきたとても身近な塗料です。
日光や空気、水、熱に対する耐久性に優れ、化学的な安定性が高く、他の顔料と併用しても変色しない、という特徴を持っています。
ベンガラ塗装
マルホンのベンガラ塗装
ベンガラというと鮮やかな朱色のイメージが強いですが、燃焼温度や調合によってさまざまな色を作り出すことができます。マルホンでは、それらを独自の方法で活用することによって、無垢材に鮮やかな塗装を施すことが可能になりました。合成塗料による均一的な着色とは異なり、マルホンのベンガラ塗装は素材の表情や質感を活かしたまま色彩豊かに仕上げることができます。
また、天然の土から採れる無機顔料であるベンガラは、石油などを含む有機顔料とは異なり自然界の色がベースとなっています。そのため同じく天然素材である無垢フローリングや無垢パネリングとの相性がよいのも特徴です。
▲「ベンガラ」施工例画像(カウンター)
無垢材とアクセントカラー
居心地のよい空間を作り出すために必ず考慮しなければならないのが「配色」です。床・壁・天井などの広い面積に使われる「ベースカラー」と、空間にメリハリを与えるための「アクセントカラー」を上手にコーディネートする必要があります。インテリアの大部分を占め、存在感の少ない色が使われることの多いベースカラーに対して、インテリア全体の2~3割にアクセントカラー(ベースカラーと異なる色)を取り入れると、空間が引き締まり新鮮な印象を与えることができます。
アクセントカラーというと小物類やファブリックで取り入れるイメージが強いですが、無垢フローリングやカウンター材、その他木質部分を使って空間に色を加えることができると、インテリアにおける選択の幅がさらに広がります。
マルホンのベンガラ塗装ラインナップ
マルホンのベンガラ塗装は、全10色をご用意しています。
▲ベンガラ塗装色 一覧
※上記画像はメープルに塗装を施したものです。
※推奨樹種は、メープル、カバザクラ、バーチ(熱処理を除く)など、明るく木目が穏やかな散孔材です。
ベンガラ塗装の詳細はこちら
空間の印象を大きく左右するアクセントカラー。素材や色の選び方次第で、唯一無二の個性を作り出すことができます。こだわりの詰まった空間づくりに、ぜひベンガラ塗装をご活用ください。