レストランやキッチン、洗面化粧台などに使用されるカウンターは、頻繁に触れる場所なだけに、こだわりの一品をと思われる方も多いのではないでしょうか。厚み・長さ・巾ともに十分なサイズを持つ無垢木材のランバーを巾方向につなぎ、一枚板のように仕上げた巾ハギカウンターは、ソリッドの風合いが十分に活かされた、2つと同じもののないオリジナルのカウンターとなります。また、その木目(年輪)は、人の視覚に心地よさを与え、木材本来の多彩な表情を楽しむことができるなど、本物の素材ならではの存在感をアピールします。
本製品は、カウンターに求められる耐久性を備えた人気樹種の無垢木材を巾方向に数枚接着。接着面を目立たないようにするとともに、色味や木目の柄を合わせることで、一枚板のように仕上げています。
<デザイン>
一番の特徴は、平面と断面の形状を選べることにあります。標準仕様では平面形状は長方形ですが、15通りのR加工を施すことができます。断面形状についても標準仕様の糸面取りのほか、8通りの加工形状から選択できます。
<サイズ>
厚み30・40㎜、巾300〜1,000㎜、長さ900〜4,000㎜と、幅広い選択肢があります。
※ウォールナット、チークは長さ3000mmを超える場合はご相談ください。
<塗装>
塗装仕上げについては、ウレタンクリアー塗装を標準としていますが、ウレタン基準色、ワイピング、草木染、ベンガラやArborシリーズのArbor植物オイルやArbor蜜蝋樹脂ワックス、Arbor針葉樹白木用オイルワックス、Arborガラスフィニッシュなども選択できます。
<樹種>
素材には、ウォールナットをはじめ、10樹種をラインナップ。使用するランバーは仕上がり巾で100〜130㎜を接ぎ合わせるため素材の持つナチュラルな風合いが活かされます。厚み・巾・長さのサイズや形状、塗装などの組み合わせで数万通りから選択できるため、多彩なニーズに対応できます。また、直線タイプだけでなくL字型カウンターにセット組みすることも可能です。
今号では、10種類の樹種の中で最も水に強く、そして耐久性にも優れているサペリをご紹介します。
サペリは、センダン科の広葉樹で、成長すると幹の直径1.5メートル、樹高30メートルにも達する大木です。心材は時間の経過とともに薄赤色〜赤褐色〜ダークブラウンに変化していきます。柾目面には光沢のあるリボン杢や玉杢が現れます。Janka硬さが1510という数値からも分かるように、材質が硬く、カリンに比肩する強度を備え、ヨーロッパではデッキ材としても使用されています。また、一度乾燥してしまえば、膨張収縮が少ない安定した材でもあります。
無垢木材は使いこんで時間が経つほどに魅力が増し、味わいも深まる素材です。人がいつも触れる天板の角は10年使うと自然な3ミリRの丸みになります。このように無垢木材のカウンターは年を経るごとに少しずつ変化し、生活の中に溶け込んでゆきます。
マルホンの無垢木材について
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無垢木材の「質感」・「香り」・「あたたかみ」を実際に体感いただくため、 株式会社マルホンでは、浜松と東京、大阪、福岡の4箇所にショールームを開設。 いずれもフローリングやパネリングを始めとする、国内外の豊富な木材をご紹介しております。
専門スタッフが適材適所の木材選びをサポート。 目で見て、手で触れて、ダイレクトに感じて、ご希望に合った無垢木材をお選びください。