樹種や巾、張り方によって様々な表情を見せてくれる無垢フローリング。
今回はその中でも特に意匠性が高く、ルーブル美術館の一室にも見られる張り方フレンチヘリンボーン張りについてご紹介していきます!
「ヘリンボーン」という言葉は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
ヘリンボーンとは、短いピースを組み合わせて山形に張っていく寄木張りの一種です。
そのジグザクな模様がニシンの骨のように見えることから「Herring(ニシン)」と「Bone(骨)」を合わせてヘリンボーンと呼ばれています。
フレンチヘリンボーンも同じく短いピースを組み合わせる寄木張りですが、通常のヘリンボーンとは一味違った仕上がりになります。
直線が中心に浮かびあがってきているのがお分かりになりますか?
これがフレンチヘリンボーンならではの特徴です。
フレンチヘリンボーンは、端を斜めにカットしたピースの組み合わせで構成されています。
カットした木口を中心で合わせるため、張り上げたときに美しい直線が完成するのです。
その特徴的なピースの形から、お客様から「これは何ですか?」という質問をいただくことも多いフレンチヘリンボーン。
ショールームでは実際の商品をその場で組み上げて、張った際の雰囲気をご覧いただくことができます。
それでは、実際にフレンチヘリンボーンを張り上げたお部屋を見てみましょう。
こちらは銘木としても名高いチークのフレンチヘリンボーンです。
縦長の空間に直線が映え、さらに奥行きを感じさせてくれます。
こちらのお部屋では、床だけでなく奥の白壁にも部分的にフレンチヘリンボーンを張り上げています。
床と壁どちらに使用しても、空間のアクセントとして活かすことができます。
▼チーク フレンチヘリンボーン 無垢フローリング 90mm巾
https://www.mokuzai.com/Product/Detail/5444
続いてこちらはウォールナットのフレンチヘリンボーンです。
Arborドライワックスで塗装することで、無塗装のウォールナットのような淡くグレーがかった色味を引き出しています。
一般的にはオイル塗装を施した際の濃く美しいブラウンのイメージが強いウォールナットですが、仕上げの塗装を変更することによって、よりナチュラルで柔らかな印象にすることができます。
▼ウォールナット フレンチヘリンボーン 無垢フローリング 90mm巾
https://www.mokuzai.com/Product/Detail/5446
※こちらはArbor植物オイル仕上げの製品情報です。
最後にご紹介するのは、草木染 GR735[マスハナ]を施したオークのフレンチヘリンボーンです。
草木染だからこそ表現することができるグレーがかった自然な色ムラと、オークの木目が周りのインテリアを引き立たせ、洗練された空間を演出しています。
▼ヨーロピアンオーク フレンチヘリンボーン 無垢フローリング 90mm巾
https://www.mokuzai.com/Product/Detail/5442
※こちらはArbor植物オイル仕上げの製品情報です。
今回は、無垢フローリングの美しさを引き立たせる寄木張り、フレンチヘリンボーンについてご紹介しました。
上記でご紹介した樹種以外でも、フレンチヘリンボーンフローリングのご用意がございますので、商品一覧もあわせてご参照ください。
▼寄木張りフローリング 商品一覧
https://www.mokuzai.com/Product/Flooring/ptkid39
樹種、張り方、塗装の組み合わせによって、無垢フローリングは何通りもの表情を見せてくれます。
こだわりの詰まったお部屋作りのアクセントとして、ぜひ取り入れてみてくださいね。