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2021.09.01 | レポート

針葉樹と広葉樹の違い

世界中の木は「針葉樹」と「広葉樹」の2つに分けられます。

文字通り、細い針のような形の葉っぱを持つ木が針葉樹です。
木材は軽くて柔らかく、その多くが明るい色をしています。
代表的な樹種として、パイン、スギ、ヒノキなどがあります。

シルバーパイン、スギ、ヒノキ並び写真

一方、広葉樹の葉っぱは手のひらのように平たい形をしていて、木材は重くて堅いものが多いです。
色は明るい色のメープルや、暗い色のウォールナット、紫色のパープルハートなど、針葉樹に比べると非常にカラフル。
代表的な樹種として、ヨーロピアンオーク、チーク、ウォールナットなどがあります。

ヨーロピアンオーク、チーク、ウォールナット並び写真

さらに広葉樹は、木目のはっきりとした「環孔材」と、木目が大人しい「散孔材」に大別できます。
詳しくはこちらをご覧ください。


▼針葉樹と広葉樹の違い
https://www.mokuzai.com/LearningWood/in_di-58


さて今回は、針葉樹と広葉樹、それぞれの無垢フローリングの施工事例をご紹介します。
針葉樹と広葉樹でどういった違いがあり、お部屋の印象がどのように変わるのか、ご覧ください。

まずは、針葉樹と広葉樹の「色」の違いについてご紹介します。

シルバーパイン、チーク、ウォールナット施工例並び写真
▲左からシルバーパイン、ヨーロピアンオーク、ウォールナット

冒頭でもお伝えした通り、針葉樹の多くは明るい色をしています。
シルバーパインも、針葉樹らしい明るい色が魅力的です。
お部屋を広く見せるとともに、パッと明るい印象にしてくれるので、大きな窓が採れないお部屋や、子ども部屋などに合いそうですね。

そんな針葉樹とは対照的に、カラーバリエーションが豊富な広葉樹。
例えば中間色に分類されるヨーロピアンオークや、暗めのウォールナットなどが有名です。
お好みのインテリアテイストに合わせて、好きな色を選んでみてください。

次に、針葉樹と広葉樹の「長さ」についてです。
針葉樹は背が高く育ちますが、広葉樹は背の低い木が多いため、そこから作られるフローリングの長さが変わってきます。
針葉樹からは、1本の長さが3~4メートルあるような長いフローリングを作ることができる一方で、背の低い広葉樹は、比較的短めの乱尺*フローリングに仕立てられることがほとんどです。
*乱尺=長さが一定ではなく、400~1,800mm程度の様々な長さで構成されているもの

それでは、針葉樹のスギと、広葉樹のチークの施工例を見比べてみましょう。

スギ、チーク並び写真
▲左からスギ、チーク

スギは1ピースの長さが3,900mmと長尺なので、長さ方向のつなぎ目が少なく、お部屋が広くゆったりとして見えます。
乱尺のチークは、長さ方向のつなぎ目が比較的多くなり、無垢材らしい賑やかな印象です。

詳しくご覧になりたい方は、こちらもご覧ください。


▼無垢フローリング、「長さ」の違い【690 号】
https://www.mokuzai.com/contents/column/difference-in-length/


最後に、針葉樹と広葉樹の「節」の違いについてご紹介します。
節というのは、木の成長の過程で枝が巻き込まれた箇所のことをいいます。

実は、針葉樹と広葉樹で節の見え方が異なるということをご存じでしょうか?

尾鷲ヒノキ施工例
ヨーロピアンオーク施工例
▲広葉樹 ヨーロピアンオーク

針葉樹の節は、丸く、よく目立ちますが、広葉樹の節はそこまで目立たない印象です。
どちらの節がお好きでしょうか?

このように、針葉樹と広葉樹のフローリングには様々な違いがあります。
無垢フローリングを選ばれる際には、色、長さ、節の形などにもぜひ注目してみてください。

ショールームでは、実物を手に取りながら、お客様のイメージやご希望に沿った商品をお選びいただくことができます。
お出かけの際は、ぜひお近くのショールームにお立ち寄りください。

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