幅広でゆったりと木目を楽しめる無垢フローリングをお探しの方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、今回ご紹介する「3層挽板フローリング」です。
実は、幅広の無垢フローリングというのはとても難しいのです。
その理由は無垢材の「調湿作用」にあります。
室内の湿度を調整してくれる調湿作用は、湿度の高い時期は余分な湿気を吸収して膨らみ、乾燥した時期は木の中に含まれている水分を放出します。
この調湿作用による動きは、幅が広くなるほど大きくなるため、無垢材で幅広のフローリングは難しく、90~130mm程度が一般的です。
*150mmや200mmなど巾が広い無垢フローリングもございますが、厚みが18mmや20mmなど、通常よりも厚みを持たせる場合が多いです。
「3層挽板フローリング」は三層構造にすることで寸法安定性を高め、厚み15mmながらも189mmという幅広を可能にしました。
木本来の木目をゆったりと楽しむことができます。
表面材には鋸で厚引きした厚さ4mmの板を使用しており、オイルフィニッシュが可能です。
そのため、見た目にも触った感じにも無垢材とほとんど差のない木質感が得られます。
なお、挽板の下部分は2層のパイン材を合わせて3層に仕立てています。
面取りを最小にした限りなくフラットな仕上がりは、挽板ならでは。
「幅広のフローリングで無垢の質感を楽しみたい!」という方に最適のフローリングとなっています。
また、3層挽板フローリングは、膨張収縮の動きが少なく隙間が生じにくいため、面取りを小さくすることができます。
面取りが小さくなることで、全面に張り上げるとフラットな印象となります。
樹種はナラ・タモ・イロコ・ウォールナットの4種をラインナップ。
いずれも189mmという広い巾のピースそれぞれに木目がしっかりと現れ、存在感があります。
▲(左)ナラ 挽板フローリング /(右)タモ 挽板フローリング
▲(左)イロコ 挽板フローリング /(右)ウォールナット 挽板フローリング
各ショールームでサンプルをご覧いただくことができます。
お近くへお越しの際はぜひお立ち寄りください。
▼3層挽板フローリング
https://www.mokuzai.com/Product/Flooring/ptkid22
調湿作用と膨張収縮については下記にて詳しくご紹介しております。
ぜひご一読ください。
▼ムシムシした湿気を吸ってくれる?!無垢木材の調湿作用と膨張収縮
https://www.mokuzai.com/LearningWood/39