今回は、チーク の経年変化をご紹介します。
ウォールナット、マホガニーと並んで世界三大銘木と称され、重厚感に満ちた表情と色合いが人気のチーク。
優れた寸法安定性と耐久性には定評があります。
マルホンでは、カカオ農園の周囲に植林されているインドネシア産のチークをご用意しています。
チークには、良質な天然の油分が豊富に含まれているため、耐水性に優れ、しっとりとした質感があります。
この油分には殺虫成分が含まれており、木材自体を腐食や虫から守る効果もあります。
その上、金属を腐食から防ぐ効果もあるため、昔から豪華客船の甲板や内装材に使用されてきました。
チークのさらなる魅力は、美しい経年変化です。
時間の経過とともにチークはどのような表情に変化していくでしょうか。
若いチークの表情が下の写真です。
製材して間もないチークは、全体的に色ムラがあます。
明るいものから黒に近い茶色まで幅広い色味の中に、細く長いスジのような模様が現れます。
十分に日に当て、8か月経過後、チークはこの表情に。
時間の経過とともに色ムラが穏やかに落ち着き、スジやシミが薄れ整った印象になります。
時間とともに増していく高級感と重厚感が、チークの魅力をより一層引き立てます。
実際の無垢フローリングの表情は、マルホンのショールームでご確認いただけます。
ぜひお近くのショールームへお越しください。
※今回ご紹介したものは、日当たりの良い窓辺にサンプルを置き、確認したものです。日照条件などが異なる場合、変化の様子やスピードなどが異なる場合もございます。