床材をお選びいただく際に、フローリングの「張り方」を気にされたことはありますか?
フローリングの張り方は、長手方向または短手方向にすべて同じ向きに張っていく「流し張り」が一般的ですが、
同じ樹種でも張り方が違うだけで空間全体の印象が大きく変わります。
今回のブログでは、空間がモダンでスタイリッシュな印象になる「りゃんこ張り」、「すだれ張り」、「韓国張り」についてご案内致します。
【りゃんこ張り】
同じ寸法のものを、一定の間隔でずらして張る方法です。
数枚おきに木口のつなぎ目を直線上にあわせることで整然とした印象になります。
【すだれ張り】
同じ長さのフローリング材を巾方向の接合面を揃えて張る手法です。
天井によく使用される張り方を床に応用することで、お部屋の広がりを感じさせます。
【韓国張り】
縦に並んだフローリングの間に、一定の間隔で横向きの板を張る方法です。
朝鮮半島の古い民家や寺院などに見られる張り方のひとつ。
短い素材を規則正しく配列し、長尺材で挟み込むことで、整然とした落ち着いた空間を演出します。
りゃんこ張りはソリッドワンピースタイプのうち、長さが定尺のもの、
すだれ張り・韓国張りは、ソリッドワンピースタイプのうち長さが定尺、もしくはネステッドをお選びいただくことが条件となります。
特徴的な張り方で、ほかには見ない独創的な空間を演出してみてはいかがでしょうか。
「定尺」、「ネステッド」といったフローリングの長さについては下記をご参照ください。
▼「無垢フローリング、長さの違い」
https://www.mokuzai.com/contents/column/difference-in-length/
その他の張り方バリエーションについては、下記にて紹介しております。
▼無垢フローリング 張り方バリエーション
https://www.mokuzai.com/LearningWood/in_di-114