無垢フローリングを選ぶ際、気になるポイントの一つに、「お掃除・お手入れ方法」が挙げられるのではないでしょうか?
お掃除・お手入れ方法は、施してある塗料の種類によって異なります。
今回のブログでは、「浸透性塗料」「コーティング系塗料」「高機能塗料」の3種類の塗料のうち、「浸透性塗料」のお掃除・お手入れ方法を、<日常のお掃除><定期的なお手入れ><汚れや傷がついてしまった時のお手入れ>の3つに分けてご案内します。
▼浸透性塗料ラインナップ
Arbor植物オイル / Arbor蜜蝋樹脂ワックス / Arbor針葉樹白木用オイルワックス / Arborドライワックス
<日常のお掃除>
掃除機を使ったお掃除や、乾いた雑巾を使った乾拭きのお掃除がおすすめです。
「水拭きはできないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、水拭きはなるべく避けてくいただくのがベターです。
なぜかというと、水拭きをすることで無垢フローリングに塗装している塗料が取れてしまうからです。
塗料が取れてしまうと、無垢フローリングの表面が毛羽立ってしまったり、汚れがつきやすくなったりすることがあるためです。
ですが、飲み物をこぼしてしまった時など、どうしても水拭きをしたい場合もありますよね。
そんな時は、水拭き後、取れてしまった塗料を再塗装していただければ問題ありません!*
さらに、水拭き代わりにご使用いただけるメンテナンス用品「Arborクリーナーワックス」のご用意があります。
頻繁に水拭きをされたい場合には、こちらのクリーナーをご使用ください。
*再塗装の方法は、下記<定期的なお手入れ>をご参考ください。
▼Arbor水性クリーナーワックス
https://www.mokuzai.com/Product/Maintenance/8
<定期的なお手入れ>
1年に1度程度の再塗装をおすすめしています。
「再塗装をしないと使えなくなってしまうの?」と心配される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ご安心ください!再塗装をしなくても、使えなくなってしまうわけではありません。
ですが、生活の中で次第に塗料が取れてきてしまいます。
先ほどの<日常のお掃除>でもご案内したように、塗料が取れてしまうと、毛羽立ちが起こったり、汚れがつきやすくなってしまうことがあります。
ですから、時々再塗装をしてフローリングの保護力を高めてあげることをおすすめしています。
ここからは、具体的にどういった作業をするのかご案内します。
▼必要な物
・無垢フローリングの仕上げと同じ塗料
・ウエス(いらなくなったTシャツやシーツなどの端切れ)
まず、ウエスに塗料を少し付け、木目に沿って薄く擦り込むように塗り広げます。
その後、乾いたウエスで乾拭きして余分な塗料を拭き取ってください。
これで再塗装は完了です。
とっても簡単だと思いませんか?
<汚れや傷がついてしまった時のお手入れ>
サンドペーパーで削って補修することができます。
どうしても気になるシミや汚れ、軽微な傷がついてしまった時には、ご自身で削って補修することができます。
これは削ることができるほど厚みのある無垢フローリングに、浸透性塗装を施しているからこそできるお手入れです。
▼必要な物
・サンドペーパー(180番/240番/320番の3種類)
・フローリングの仕上げと同じ塗料
・ウエス(いらなくなったTシャツやシーツなどの端切れ)
まずサンドペーパーを木目の方向に沿って動かし、汚れや傷を削ります。
(最初に180番のペーパーで汚れや傷を削った後、240~320番のペーパーで表面を整えます。)
その後は先にご案内した再塗装の方法と同じように、塗料を塗り込んで乾拭きしたらおしまいです。
乾拭きをして余分な塗料を拭き取ってしまえば、すぐにその上を歩いていただくことができます。
お手入れした後に、すぐに普段通り生活できるのは助かりますね。
今回のブログでは浸透性塗装を施した無垢フローリングのお手入れ方法をご紹介しました。
いつも触れている素材である床を、ご自身でお手入れしていただくとより一層愛着がわくのではないでしょうか。
時間と共に味わいを増していく無垢フローリングを、是非楽しんでくださいね。
▼関連情報
どうすればいい?無垢フローリングのお手入れ方法 -浸透性塗料編-
無垢フローリングの大掃除 -お手入れのコツ-