無垢フローリングの選び方は様々ありますが、中でも多くの人が選ぶポイントにとしているのが「色」です。
無垢材の色は非常にバリエーション豊かなので、明るい色から濃い色まで、木の種類ごとに色が違います。
まずは自分の好きな色の無垢材を選ぶのが重要です。
また、実は同じ無垢材でも、塗装の種類によって色味が少しずつ変わってきます。
どんな色味に仕上げたいか、という視点で塗装を選んでみても良いかもしれません。
今回はオークを例に、塗装による色味の違いをご紹介します。
<無垢材本来の色や木目を活かす>
まずは、無垢材本来の表情を楽しむ塗装です。
こちらは、浸透性塗料のArbor植物オイルを塗装したヨーロピアンオークです。
しっとりとした濡れ色になり、無垢材らしい温かな色味を存分に引き出してくれます。
木目の模様も引き立ててくれるので、オークをはじめ、タモやクリなど、木目がはっきりしている樹種には特におすすめの塗装です。
<無塗装に近いマットな風合いに仕上げる>
浸透性塗料のArbor蜜蝋樹脂ワックスやArborドライワックスはさらりとマットな質感で、無塗装に近い風合いを演出します。無垢材特有の黄色味を抑え、白っぽく見せたい方にもおすすめです。
自然な質感を残しつつ、メンテナンス性も高めた高機能塗料のArborガラスフィニッシュやArborインビジブルコートの場合も、同じようにマットな仕上がりになります。
<さらに明るく仕上げる>
Arbor蜜蝋樹脂ワックスやArborガラスフィニッシュで仕上げたものよりもさらに明るく見せたい、という場合には、着色するという方法もあります。
木目の中にオイルステインを擦り込み、木目を際立たせる塗装、ワイピング。
ホワイト系のワイピング塗装は、元々のオークの色よりもワントーン明るく仕上がります。
オイルホワイトウォッシュ塗装であれば、木の質感は残しつつ、無垢材本来の色よりも明るく見せることができますよ。
<グレイッシュに見せる>
グレー系の色をお探しの場合は、ワイピングや草木染塗装を施すことで叶えられます。
ヨーロピアンオークにオイルグレーウォッシュの塗装を施すと、グレイッシュで、長年使いこんだラフな雰囲気を醸し出すことができます。
植物の根や茎、花から採れる染料を使用して染色する「草木染」は、木の表情を活かしつつもヴィンテージ感のある仕上がりになります。
黒やグレー系のキッチンや、アイアン等の異素材との相性もばっちりですね。
※ワイピングや草木染塗装には、推奨樹種がございます。詳細は下記リンクよりご確認ください。
▼ワイピング
https://www.mokuzai.com/Notice/wipingpainting
▼草木染
https://www.mokuzai.com/Notice/kusaki
いかがでしょうか。同じ樹種でも塗装が違うと雰囲気が変わりますね。
タモやアッシュ等、他の樹種でも、オークと同様に、塗装で色の違いを楽しむことができます。
ショールームでは、実物を手に取りながら、お客様のイメージやご希望に沿った商品をお選びいただくことができます。
お出かけの際はぜひお近くのショールームにお立ち寄りください。