今回は、なぐり加工から着想を得た、マルホンの 表面加工フローリングをご紹介します。
前回の記事をご覧になっていない方は、ぜひあわせてご一読ください。
▼無垢フローリングとなぐり加工 ~表面加工フローリング①~
https://www.mokuzai.com/contents/blog/2021-0804/
はじめにご紹介するのは、ハンドスクレイプです。
彫刻刀でなめらかに彫りを入れたような表情に、日光や照明が当たると、自然な陰影が生まれます。
踏み心地も穏やかで、 表面加工フローリングの中でも特に足馴染みのいい形状です。
続いてこちらはノコビキです。
その名の通り、鋸引き跡のような表情をつけたフローリングです。
洗いざらした布地のような、独特の味わい深さがでるノコビキ。
四季折々の植物を活かして染色する草木染を施せば、自然な色ムラ感も相まって、より表情が引き立ちます。
こちらは、同じ鋸でも丸型の鋸をイメージしたマルノコです。
うっすらと透けるオークの木目とマルノコの曲線が水面のように広がり、小物を引き立たせます。
さらにビターブラウンの着色をすることによって、ぐっと引き締まった印象に。
表面加工は、床に取り入れて踏み心地を楽しむもよし、部分的に取り入れてアクセントを効かせるもよし、お好みにあった方法で取り入れていただくことができます。
最後にご紹介するのは、タテスジとヤバネです。
タテスジとヤバネは対照的な形状です。
すっきりと伸びるタテスジは、控えめながら整然とした印象を与えます。
一方ヤバネは、立体感のある表情で目を引き付けます。
仕上がりがシャープになるため、踏み心地を楽しむというよりは、壁や天井に取り入れていただくのがおすすめです。
今回は2回に渡って 表面加工フローリングをご紹介してまいりました。
表面加工は、フローリングに限らず、框や階段といった部材にお入れすることも可能です。
ショールームでは、実際にそれぞれの形状を踏み比べて、その質感の違いを体感していただけます。
お近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。