今回はインドネシア産広葉樹の無垢フローリング・無垢パネリングより、アルビジア、リングア、メルバウの経年変化をご紹介します。
これからご紹介する画像は、下の写真のように、カットサンプルを日当たりの良い窓辺に置き、
およそ10ヵ月後に表情の変化を確認したものです。
無垢材の経年変化は紫外線によって起こります。
カットサンプルの半分をあらかじめアルミ箔で覆い、紫外線が当たる部分と当たらない部分を作ることで、
経年変化前後の表情を比較できるようにしています。
熱帯地域で育った個性豊かな木々の表情は、どのような変化をしていくのでしょうか。
■アルビジア
アルビジアは160以上ある熱帯または亜熱帯種の属名で、18世紀中頃にこの属の一種を初めてヨーロッパに紹介したイタリアの貴族フィリッポ・デッリ・アルビツィに由来します。
適度な堅さや弾力性があり、家具や建材などに重用されています。
重厚感のあるマーブル模様が美しく、時間とともに色に深みが出てきます。
■リングア
リングアは、16~17世紀にオランダ人がカリンの苗をインドネシア・マルク諸島にて植林したことが起源だとされています。
見た目がすっきりと美しく端正な表情で、初めは赤みを感じますが、だんだんと全体的に琥珀色へと変化します。
■メルバウ
メルバウは、日本では「太平洋鉄木」とも呼ばれ、重厚で耐久性に優れているのが特徴です。
防腐性に優れ、シロアリにも強いので、構造材として使用されることもあります。
赤褐色の風合いが、高級感のある落ち着いた空間をつくります。時間とともにより深く濃い色へと変化します。
マルホンのインドネシア産広葉樹無垢フローリング・無垢パネリングは、管理された森林から伐採されています。使用することで持続可能な世界の実現に繋がる、環境にやさしい製品です。
個性豊かな表情をご覧に、ぜひマルホンのショールームへお越しください。
※今回ご紹介したものは、日当たりの良い窓辺にサンプルを置き、確認したものです。日照条件などが異なる場合、変化の様子やスピードなどが異なる場合もございます。