食べ物をこぼしてしまった、 子どもが落書きしてしまった…など、日常生活を送っていると「床を水拭きしたい!」という場面は必ず訪れますよね。
そこで今回は、無垢フローリングを水拭きする際のポイントをご紹介します。
そもそも「無垢フローリングを水拭きしても大丈夫なの?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんね。
基本的に、木は水があまり得意ではありません。
ですから、掃除をする場合もなるべく水を使わず、乾拭きや掃除機でほこりを取り除く程度にしていただくのが一番です。
ただし、無垢フローリングの表面に施されている“塗装の種類”によっては、日常的に気兼ねなく水拭きできる場合もあります。
そのため、水拭きをする前に、まずは”塗装の種類”をご確認ください。
マルホンでは、大きく分けて以下の3種類の塗装をご用意しています。
・浸透性塗装(Arbor植物オイルやArbor蜜蝋樹脂ワックスなど)
・コーティング系塗装(ウレタン塗装)
・高機能塗装(ArborガラスフィニッシュやArborインビジブルコートなど)
「コーティング系塗装」や「高機能塗装」 は、フローリング表面についた水分を弾いてくれるため、日常的に水拭きをしても大丈夫です。
堅く絞った雑巾で表面をやさしく拭き上げましょう。
水が滴るような状態だと、ピースとピースの隙間からフローリングが水を吸ってしまうことがありますので、気を付けてくださいね。
「浸透性塗装」に分類されるオイルや蜜蝋の塗装は、自然由来の塗料を木に染み込ませたシンプルな塗装です。
そのため、過度に水拭きをすると、表面のオイルや蜜蝋が取れてしまい、パサつきやざらつきが起こりやすくなります。
もちろん、「どうしても水拭きしたい」という場合には、固く絞った雑巾で水拭きしていただいても構いませんが、日常的な水拭きのお掃除は避けたほうが安心です。
オイル仕上げや蜜蝋仕上げのフローリングを、日常的に水拭きしたいという場合には、専用のクリーナーを使用しましょう。
例えばマルホンでは、水で希釈して使うクリーナー、Arbor水性クリーナーワックスをご用意しています。
こちらは 日常的にお使いいただくことができます。
また、仮に頻繁に水拭きをして、パサつきやざらつきが生じてしまっても、浸透性塗装の無垢フローリングであれば簡単に補修ができます。
表面を紙やすりで削り、そのあと塗料を塗り直すだけで美しさが蘇ります。
水拭きを繰り返して無垢フローリングがパサついてしまっている…という方はぜひお試しください。
また、こちらの補修方法では細かな擦り傷等も補修することができます。
詳しい手順は、動画にてご覧いただけます。
無垢フローリングとの正しい付き合い方を知れば、より快適に無垢材を楽しむことができます。
お手入れ方法については、各ショールームでもご相談いただけますのでお気軽にご利用ください。