無垢材には堅い木と柔らかい木がありますが、その堅さは樹種によって様々です。
今回のブログでは樹種ごとに堅さがどのように違うか、実際にフローリング選ぶ際はどのようなどんなポイントに注目して選べば良いかをご紹介します。
まず、マルホンでは取り扱う樹種の堅さを大きく5段階に分類しています。
▼木の堅さ
広葉樹 | 針葉樹 |
---|---|
非常に柔らかい | |
キリ* | ウェスタンレッドシーダー* |
スギ | |
柔らかい | |
クルミ | 青森ヒバ* |
マホガニー | シルバーパイン |
スプルース* | |
ヒノキ | |
ピーラー* | |
ベイヒバ* | |
ヘムロック* | |
ポンデロサパイン | |
普通〜堅い | |
アメリカンブラックチェリー | |
ウォールナット | |
クリ | |
チーク | |
ヤマザクラ | |
堅い | |
アカシア | ハードサイプレス |
アルビジア | |
イロコ | |
カバザクラ | |
クク | |
ケヤキ | |
サペリ | |
タモ | |
ナラ | |
バーチ | |
ハードメープル* | |
ホワイトアッシュ* | |
ホワイトオーク* | |
メープル | |
ヨーロピアンアッシュ | |
ヨーロピアンオーク | |
リングア | |
非常に堅い | |
イペ | |
オリーブ | |
クルパウ | |
ジャトバ | |
ゼブラウッド | |
タララアマリヤ | |
パドック | |
パープルハート | |
ピーカン | |
メルバウ* | |
ローズウッド |
*フローリングとしての取り扱いなし
樹種名をクリックすると各樹種の製品情報にリンクします。
さらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
木材の基礎知識「針葉樹と広葉樹の違い」
人気の樹種の堅さを見てみると、普通〜堅いに分類される樹種が多くを占めていることが分かります。
ヨーロピアンオーク:堅い
ウォールナット:普通〜堅い
チーク:普通〜堅い
アメリカンブラックチェリー:普通〜堅い
カバザクラ:堅い
普通〜堅い材は、密度が高く、含まれる空気の量が少ないため、重厚で傷つきにくいことが特徴です。
適度な踏み心地に加えて、傷のつきにくさ・丈夫さと言うことも人気の理由の一つではないでしょうか。
なお、最も堅い、非常に堅いに分類されるイペやジャトバ、ピーカンなどの樹種になると、キャスター付きの家具を使用するお部屋や、土足で使用する場所にも適しています。
寒い朝には少しひんやりする感触がありますが、その分傷がつきにくく頑丈です。
また、非常に堅い樹種は特徴的な木目や色を持ったものが多いので、人とは違う床にしたい、無垢材の個性的な表情を最大限楽しみたいという方にもお勧めです。
では、柔らかい材についてはどうでしょうか。
コロナ禍でおうち時間が増えたためか、居心地を少しでも良くしたいということで、足触りの気持ち良い、柔らかい樹種を好まれる方も、近年特に増えてきています。
特にマルホンの各ショールームでは、最初にご紹介した代表的な樹種に匹敵するほどの人気を誇ります。
スギやヒノキなどの針葉樹はもちろん、広葉樹ではクルミやマホガニーが挙げられます。
柔らかい樹種は密度が低く、空気をたくさん含んでいるため、衝撃を吸収し、足腰への負担が少ないことや包み込まれるような足触りが特徴です。
当然柔らかいぶん、キズが付きやすいという側面もありますが、あたたかみがあり、四季を通じて裸足でも気持よく過ごすことができます。
湿度の高い夏場は、さらっとした心地よい足触りを、冬場にはあたたかみを体感することができます
無垢材には様々な個性がありますが、見た目や肌触り、あたたかみ、調湿作用など人が心地よく感じる、過ごしやすい空間をつくる手助けをしてくれます。
フローリング(床)は生活において人の肌が触れる機会が一番多い場所です。
ぜひライフスタイルやお部屋の使い方に合わせて、床材を選んでみてください。
マルホンの各ショールームでは、それぞれの堅さの樹種の踏み比べをすることができます。
堅さによる踏み心地や感触の違いを存分に体感することができますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。