世の中にはたくさんの種類の木がありますが、「世界三大銘木」というものをご存じでしょうか。
「チーク」「マホガニー」「ウォールナット」がそれに当たります。
異なる個性と魅力を持つ「世界三大銘木」。
今回は、そのひとつである「チーク」についてご紹介いたします。
チークはクマツヅラ科の広葉樹です。
近年、天然林の減少や違法伐採などが問題視されていますが、マルホンでは環境に配慮したインドネシア産の植林材を使っています。
まず特徴としてご紹介するのは、チークが持つ油分についてです。
手で触るとしっとりとした質感があり、艶やかです。
この油分のおかげでチークは耐水性、腐食性に優れており、昔から造船に用いられてきました。
かの有名な「タイタニック号」や、「戦艦ミズーリ」、豪華客船の「クイーンエリザベスⅡ世号」のデッキや内装に使われていました。
お次の特徴は、動きにくさです。
無垢材は年間を通して空気中の水分を吐いたり吸ったりすることで湿度を快適に保とうとする調湿作用があります。
その調湿作用により、湿度の高い夏場には木は膨張し、乾燥した冬場には木は収縮します。
チークは、膨張収縮の程度を数値で表した「膨張収縮係数」が小さい素材です。つまり膨らみにくく、縮みにくい木材なのです。
チークは高温多湿の地域で使われることも多いです。
タイのバンコクには、全てチークで造られた「ウィマンメーク宮殿」があります。
ラーマ5世が1902年に別荘として建てた木造建築の三階建てですが、今もなおその綺麗な姿を保っています。
最後にご紹介する特徴は、経年変化の美しさです。
チークは経年変化により色ムラが穏やかになり、黒い筋のような模様が馴染むような変化をします。
時と共に増す高級感と重厚感が美しいです。
いかがでしたでしょうか。
世界三大銘木のひとつとして名高いチークは、このような特徴により古くから人々の生活と共にありました。無垢材を選ばれる際に、是非ご参考ください。
実物はマルホンのショールームでご覧いただくことができます。
是非、お近くのショールームへお越しください。