「この無垢フローリングを選んだら、壁の色はどうしたらいいの?」
実は意外とご質問されることが多い壁の色のこと。
今回のブログでは無垢フローリングと壁の色についてご案内いたします。
1ピース毎に異なる木目を持つ無垢フローリングは、それだけでも存在感のある空間を演出してくれるため、壁材は「白」という無難な選択をしがちです。もちろん白い壁はどんな床材とも家具とも相性が抜群なので失敗はないでしょう。
しかし、もしもちょっと遊び心をお持ちで、「他にはない空間を演出したい…」という気持ちがあれば、壁の色をほんの少し冒険してみてはいかがでしょうか。
ダークブラウンのウォールナット材は、空間を明るく見せたいというご要望から、白い壁を選択されることが多い材です。もちろんダークな床材と白い壁のコントラストはとても美しいのですが、例えば写真のようなペールトーンの壁はいかがでしょうか。決してお部屋を暗く見せることはなく、ニュアンスが加わった分、白い壁以上に柔らかい雰囲気を演出しています。
次の写真はどちらも同じ床材、ヨーロピアンオークのヘリンボーン張りです。
壁の一部分にイエローやブラックといったアクセントカラーを使用することで、空間に遊び心をプラスしています。インダストリアル、シャビーシック、ミッドセンチュリー…など目指す内装のイメージで、チョイスする壁の色も変わってくることでしょう。
最後の写真は、木目を際立たせるワイピング塗装を施したオーク材。グレーベースでありながらが、微かにピンクベージュを思わせる「ミルキーウォッシュ」というカラーです。白や黒ではなく、あえて深みのある藍色を合わせることで、ワンランク上の洒落た空間が完成しています。
いかがでしたでしょうか。
住宅の中で広い面積を占める床と壁。一度施工すると簡単に張りかえることはできない床材と比べ、壁材であれば素材によっては塗り替えも可能です。床材と壁の色のコラボで、意匠性の高い空間を演出するのも楽しいかもしれませんね!