ヨーロッパで最もポピュラーなオーク材であるヨーロピアンオーク。オークは北半球の温帯地方に生息する木ですが、ヨーロピアンオークは名前の通りヨーロッパを中心に、小アジアや北アフリカにも分布がみられる木です。材は北米産のホワイトオークとよく似ています。重歩行用としても充分な硬さと耐朽性を持ち、ラフな質感の木肌とグレーがかった黄褐色の色合いが特長です。
ヨーロピアンオーク丸太材
ヨーロピアンオーク200mm巾のフローリングは、無垢フローリングの中でも最大級の巾を持つフローリングです。幅広フローリングは、フローリングのジョイント部分で木目が分断されにくいため、ヨーロピアンオークのなだらかな板目やまっすぐな柾目と、節・白太の組み合わさった表情を楽しむことができます。自然系の浸透性塗料であるArbor植物オイルとの相性もよく、オークならではの深みのある経年変化も楽しめます。
また幅広フローリングは、無垢の素材感をより表現したい場合や広さや高さのある空間に用いる場合、特に映えるフローリングでもあります。
FEKR07-122 ヨーロピアンオーク無垢フローリング200mm巾
オーク(oak)はブナ科コナラ属の総称で、日本語でいうナラとカシの両方を意味する言葉です。ナラはオークの中でも落葉樹の群種、カシは常緑樹の群種を指します。オークの大部分を占めるのは落葉樹のナラであるため、一般的にオークとナラはほぼ同じものを指す言葉だともいえますが、一口にオークといっても種類は多岐に亘ります。ちなみに、ブナ科の果実を「どんぐり」と呼ぶため、ナラの実とカシの実はどちらも、秋冬に折々見かける「どんぐり」になります。
下の図1のように、同じオークでも、材質はもちろんフローリングに加工する際の部位や幅の決め方などで、みせる表情はまったく異なったものになります。詳しくは人気の樹種 オーク編 をご覧下さい。
ヨーロピアンオーク200mm巾のフローリングは森林認証材としての提供も可能な材です。森林認証制度とは、環境面・経済面で持続可能な仕組みを通して出来上がった商品に対し、 第三者機関によって識別できるようにする仕組みを指します。2006年末の時点で、森林認証を受けた材は全世界の森林の約8%であるため、今後も拡張の余地がありますが、環境に配慮した木材を選ぶ機会や基準が得られたことはメリットだといえます。
森林認証制度は世界中に並存しています。日本国内ではFSC®(注1)とPEFC(注2)、SGEC(注3)がその活動を盛んに行っています。ヨーロピアンオーク200ミリ幅のフローリングは、FSC®の認証を受けています。
注1)FSC®とは、Forest Stewardship Councilの略で、森林管理協議会のことを表します。世界でも先駆的な森林認証制度です。
注2)PEFCとは、Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes の略です。ヨーロッパを起源とした森林認証制度です。
注3)SGECとは、Sustainable Green Ecosystem Councilの略で、緑の循環のことを表します。日本独自の森林認証制度です。
FEKR07-122 ヨーロピアンオーク 無垢フローリング200mm巾
※森林認証材としてのご購入を希望される場合は、弊社営業担当まで、事前にご相談下さい。
※塗装は、Arbor植物オイル以外もお選び頂けます。その他の塗装に関しては、 選べる塗装について をご覧下さい。
マルホンの無垢木材について
よく分かるカタログを無料でお届けしています。
お気軽にお申し込みください。
無垢木材の「質感」・「香り」・「あたたかみ」を実際に体感いただくため、 株式会社マルホンでは、浜松と東京、大阪、福岡の4箇所にショールームを開設。 いずれもフローリングやパネリングを始めとする、国内外の豊富な木材をご紹介しております。
専門スタッフが適材適所の木材選びをサポート。 目で見て、手で触れて、ダイレクトに感じて、ご希望に合った無垢木材をお選びください。