なお基本的に定期的なメンテナンスは不要ですが、塗装が磨耗しやすい箇所(椅子の下など)については、部分的に再塗装が必要となります。
● 方法
1. 皮脂汚れや黒ずみは、
Arbor水性クリーナーワックスで拭き掃除
2. 拭いても取れないシミや汚れ、すり傷は、サンドペーパー(紙やすり)を使って削り取る(削った後は
Arborガラスフィニッシュでの再塗装が必要です。)
POINT
・ 部分的に深く削りすぎると色ムラがおきる可能性があるので注意(日焼けにより色が変化するのは、木材の表面から約0.3mmの部分までと言われています)
・ サンドペーパーの目が詰まったまま使用すると、傷の原因となりますので、こまめに取替えてください
・ サンドペーパーブロック(サンドペーパーを固定する四角いもの)を使用すると均一に削れ、摩擦熱を遮ることができます
● 準備するもの
-
Arborガラスフィニッシュと、付属の専用ツヤ消し剤
- 塗装用のハケ
- サンドペーパー(180番・240番・320番の3種類)
- サンドペーパーブロック(サンドペーパーを固定する四角いもの)
- 塗料を入れるトレイ
● 塗装のステップ
※
Arborガラスフィニッシュは、メンテナンスでご使用の場合、目安として14㎡/リットル(3回塗り)の塗装が可能です。
※ 付属品として、専用のツヤ消し剤が同梱されます。
※ 塗り面積は樹種や生地調整により異なります。
※ 厚く塗りすぎると割れが発生する可能性がありますので、ご注意ください。
塗装の回数:3回塗り
STEP1 クリーニング
1. 塵やほこりを掃除機などで除去
2. 全体を拭き掃除したい場合は、
Arbor水性クリーナーワックスを10倍に希釈したもので拭き掃除を行う
STEP2 削る
1. 180番のサンドペーパーを木目(フローリングの長手方向の線)に沿って動かし、汚れを削り取る
2. 240番のサンドペーパーでやすりがけをし、最後に320番で表面を整える
STEP3 塗る
1. 巾木などをマスキングテープで保護することで、塗料の付着を防ぐ(この作業は必須ではありません。テープを貼ったまま放置しておくと、テープの粘着が残るので、塗装後は早めに剥がしてください)
2. 削った部分に
Arborガラスフィニッシュをハケで塗布する。塗装は3回塗り(塗装間隔は60分以上空ける)を行う
3. 表面に気泡の固まりや毛羽立ちが生じた場合は、320番のサンドペーパーで部分的に削り落とす
POINT
・
Arborガラスフィニッシュは、本液と付属の専用ツヤ消し剤を10:1の割合で混合して使用するタイプの塗料です。事前にトレイや小皿に取り分け、混ぜておくと便利です。
・
Arborガラスフィニッシュは性質上、空気に触れると固まりやすいため、使いきれる適量をその都度ご用意ください。
・ 過度の重ね塗りは、表面の割れや、過度なツヤの原因となることがございますので、ご注意ください。重ね塗りをしすぎてしまった場合は、サンディングをして、再塗装を行ってください。
STEP4 拭き取り・乾燥
1. 完全乾燥時間まで、自然乾燥を行う
※
Arborガラスフィニッシュは完全に乾燥するまでに約24時間を要します(樹種・塗布量によって異なります)
POINT
・ 完全乾燥時間までラグなどは敷かず、風通しを良くしてください
・ 再塗装中やその後は塗料の匂いが残るため、十分な換気を行ってください