日本人にとって古くから馴染み深いスギは、その温もりや心地良い香りなどにより、今なお根強い人気があります。空気層が厚く、保温性、断熱性に優れているスギは、人の体温を奪いません。この空気層はクッションの役割も果たすため、身体にかかる負担を軽減してくれます。
日本三大人工美林「天竜スギ」が育んだ美しさ。
環境に負荷をかけずに育成され、天竜川の水にも育まれるFSC®天竜スギは、日本固有種のスギのなかでも特に優良な国産材です。また油脂分が多く、耐久性、耐水性にも優れています。積雪による根曲がりがなく、まっすぐ成長するので、長尺の材も伐り出すことができます。贅沢に切り出した30mm厚もご用意しています。
まっすぐに育った優良材です。
環境に負荷をかけずに育成されたFSC®️認証材である天竜スギ。比較的温暖な天竜では積雪による根曲がりもなく、まっすぐ育つため、国内でも有数の優良材として知られています。耐久性、耐水性に優れ、強い強度を誇る天竜スギは、保温性、断熱性にも優れ、高い抗菌効果もあります。
長寿の木は、耐久性も。
日本の樹木の中で最も寿命が長く樹高も高くなる木です。パネリングには、材質が安定した樹齢50年から80年の中径木を使用。スギ材の赤味はタンニンを多く含み、腐りにくいという特長もあります。
色で選ぶ、立体的な壁。
浮づくりは、木材の表面を何度もブラシで磨き上げ木目を浮き立たせる表面加工のひとつ。柔らかい部分の春目を削り取ることで、堅い秋目がぐっと引き立ちます。手間を惜しむことなく、白い塗料を刷り込み、ツヤを抑えたウレタンで仕上げました。
奥の細道に思いを馳せる。
「月日は百代(はくたい)の過客にして、行きかふ年もまた旅人也」 ―芭蕉の『奥の細道』の冒頭から「ハクタイ」と名付けました。 外装用として耐候性の高い天竜スギの赤味を使用し、本実とよろい張りの2種をご用意。 よろい張りも縦に張ることですっきりとモダンな建築にもマッチします。 日光や雨風にさらされ、月日を重ねるうちに風情が出てきます。